ロシア料理の定番「ボルシチ」の簡単レシピ
ロシア料理の定番「ボルシチ」を牛肉の代わりにウィンナーを使って煮込み時間を短縮して作ってみました。
ビーツを入れるとスープが鮮やかな紅色になってとても美しい一品。バゲットやライ麦パンを添えておもてなしにも♪
ビーツの缶詰さえあれば食べたいと思ったときに簡単にできるけれど、お味もとってもおいしい「ボルシチ」さんです♪
お時間のあるときは牛すね肉で作っていただいても、もちろん美味しいです。→下ごしらえ参照
材料(4人分)
〈主材料〉
・ウィンナー***1袋(8本)→牛すね肉の場合は400グラム(下ごしらえ参照)
・キャベツ***1/8個~(お好みで増やしていただいても)
・じゃがいも***2個
・にんじん***1本
・たまねぎ***1個
・にんにく***1かけ
・ビーツ(缶詰)***1缶(果肉のみで200グラムほど)
・ホールトマト缶***1/2缶(200グラム)または、トマト1個
〈調味料〉
・赤ワイン50cc
・水***700cc
・固形スープのもと***1個
・ローリエ***1枚
・しお***小さじ1/2
・レモン汁***小さじ1
・バター***10グラム
・サラダ油***大さじ1
・塩こしょう ***少々
〈トッピング〉
・サワークリーム ***適量
・ヨーグルト ***適量
・ディル ***お好みで (ディルがなければパセリのみじん切りでも)
下ごしらえ
・ニンニクはつぶしておく。
・にんじん、ジャガイモは皮をむいて一口大に切り、ジャガイモは10分ほど水にさらしてからザルにあげておく。
・キャベツは2センチ角くらいのざくぎり玉ねぎは2センチ角に切っておく。
・ビーツ缶は果肉のみ取り出し、果肉の半量は細切りにし、残りの半量はピューレ状又はみじん切りにしておく。
・ホールトマトは、フォークでつぶしておく。生のトマトの場合は、皮をむいてから1センチ角に切る。
・サワークリームとヨーグルトはお好みで混ぜ合わせておく。
・牛すね肉を使う時は、下ごしらえが必要です。牛すね肉を大きめに切ってからお水で洗い、別のお鍋に牛肉にかぶるくらいの水を入れ、水から茹でます。
アクを取り除いておいて、ザルに上げて水切りをしておいてください。作り方③で野菜を入れる前に牛すね肉を鍋に入れて少し炒めてから、野菜を入れてください。
作り方
①深さのある鍋にオリーブオイル、バター、にんにくを入れ、熱する。(中火)
②バターが溶けてにんにくの香りが立ってきたら、玉ねぎを入れて透き通るくらいの色になるまで炒める。(弱めの中火)
③他の野菜とウィンナーもいれ、全体に油がなじむまで炒める。(中火)
④赤ワインを注ぎ入れ、水、トマト、細切りにしたビーツ、固形スープの素、塩、ローリエ(三カ所ほど切り込みを入れる)を入れ、煮たったら蓋をし、弱火にして30分煮込む。
⑤具材が柔らかくなっているのを確認し、残りのピューレ状のビーツを入れ、塩コショウで味を整え、スープの色が鮮やな紅色に変わったらレモン汁を回しかけ、器に盛り付ける。
⑥お好みでディルを散らし、サワークリームを添えてどうぞ♪
ポイント
・ビーツは、煮込むと落ち着いた紅色に変わってしまうので、2回に分けて加えます。
・たまねぎの食感を残すために薄くスライスするのではなく、2センチ角に切って使います。
・薄くスライスしたライ麦パンやガーリックフランスとよく合います♪
・サワークリームだけだとかたくて盛り付けにくく溶けにくいので、滑らかにするためにヨーグルトを加えて調節します。
・ディルはなくても良いですが、あると彩りと風味がとても良くなるのでオススメです。
アレンジ
・残ったボルシチに茹でたマカロニやパスタを入れる。
・耐熱のスープ皿にボルシチをいれ、パイ生地やパン生地を蓋のようにして上からかけて、オーブンで焼く。「つぼ焼き」。
・ボルシチの上に薄くスライスしたフランスパンをのせてチーズをかけてオニオンスープ風にしても華やかで美味しいです♪
豆知識
・ボルシチとは、ロシアの代表料理の一つですが、もともとはウクライナの郷土料理なのだそう。
ウクライナでは、多くのバリエーションがあるそうです。
・ビーツとは、地中海沿岸が原産とされている根菜です。日本では「火焔菜(かえんさい)」とも呼ばれていて、日本には江戸時代初期に伝えられました。砂糖原料の甜菜と同じ仲間なので、蔗糖を多く含み、甘いお味のお野菜です。ビタミンA、C、カルシウム、鉄などの栄養素も豊富なお野菜です。