しっとり「抹茶あずきパン」の美味しいレシピ(18センチのパウンドケーキ型1本分)
「抹茶あずきパン」は、「シナモン・ロール」と同じ配合の菓子パン生地に抹茶をプラスして、粒餡を巻き込んだパンです。
しっとりした抹茶の生地にあんこがとても合っていて美味しいです。この菓子パン生地はとても美味しいので色々な具材を中に入れて作ってみてくださいね♪
材料(18センチのパウンドケーキ型1本分)
[A]
・強力粉***200グラム
・抹茶***大さじ2/3~1
・砂糖/***2グラム
・塩***2グラム
[B]
・あこ天然酵母(またはホシノ天然酵母パン種)***14グラム
・水***100グラム
・菜種油***大さじ2
[副材料]
・つぶあん***120グラム
・菜種油(型に塗る用)***適量
作業工程
酵母を起こす→計量→こね→※1次醗酵→パンチ(ガス抜き)→ベンチタイム→成形→2次醗酵(30~33度で40~60分)→焼成(200度18分)
※1次醗酵の目安
【室温27~30度前後→3~4時間、22~25度前後→8~10時間、17~20度前後13~15時間、12~15度前後→18~20時間】
1次醗酵の時間は、あくまでも目安なので参考にしながら何度か作ってみて、ご自身のライフスタイルに合わせた醗酵時間や、美味しいと感じる醗酵温度帯を見つけて作ってみてください。天然酵母は長時間醗酵させることにより、粉の旨みが引き出され、粉と水分との水和も進むため、美味しいパンが出来上がります。冬は、室温が低いので常温で1次醗酵させると15時間ほどかかりますが、旨みの強い美味しいパンができます。醗酵速度の速いイーストに比べて醗酵速度が遅くいため醗酵時間も長いので、醗酵中に外出することもできますし、途中で用事ができたら醗酵中の生地を一旦冷蔵庫に入れて醗酵を遅らせて帰ってきてから作業の続きをすることもできます。就寝前にパン生地をこねて、翌朝醗酵した生地を焼いたり、前日の夕方ごろに生地をこねておいて、翌日のランチに焼くなど、食べたい時間に合わせて計画を立てて焼くことができるのも天然酵母パンの良いところです。2次醗酵は、温度の高い30~33度で40~60分程度一気に醗酵させたほうが美味しいパンができますが、30~33度に保つことのできる環境がなければ、室温でパン生地がひとまわり大きくなるまで2次醗酵をしてもOKです。季節ごとの室温に醗酵時間を合わせて作ってみると醗酵器も使わずに味わい深いパンが案外簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
下準備
・あこ天然酵母(またはホシノ天然酵母)は、あらかじめ種を起こしておく。
〈種の起こし方〉清潔な容器に酵母に対して2倍の水を加え、24~30時間室温に置いて醗酵させる。(室温30度のとき24時間、28度のとき30時間)
・パウンドケーキ型に菜種油をうすく塗っておく。
作り方(4本分)
①ボールに[A]を全ていれてヘラでまぜる。材料が均一に混ざったら、天然酵母と水を加えてひとかたまりになるまでヘラで混ぜる。
②生地がひとかたまりになったら菜種油を加えてヘラで混ぜ、台の上に出して5分ほどこねる。
③生地に菜種油がなじんでなめらかな状態になれば、表面を張らせるようにして丸め、ボールに入れてラップをかける。
④室温で生地が2~2.5倍になるまで1次醗酵する。
⑤1次醗酵後、生地の上から軽くパンチをしてガスを抜き、ボールから取り出して生地を丸めラップをかけて20分間ベンチタイムをとる。
⑥生地をとじ目を上にして台の上に置き、15×20センチの縦長の長方形にのばし、端から1センチの枠内に餡を広げる。
⑦手前から空気が入らないように巻いて、巻き終わりを下にしてパウンド型に入れ、ラップをかけて2次発酵する。
⑧30~33度で40~60分間、生地の一番高いところがラップにつくくらいに発酵するまで2次醗酵をする。
⑨200度に予熱したオーブンで18~20分間焼いたら出来上がり!
ポイント
・抹茶を通常のパンより多めに入れているので、抹茶の風味が強いパンになっています。お子様などいらっしゃる方は加減してください。
・抹茶の生地を引き締める効果により、通常よりも醗酵に時間がかかる場合があります。2次醗酵の見極めを注意してください。
アレンジ
・生地に巻き込むフィリングを、つぶあんの代わりにホワイトチョコレートやカスタードクリームにする。
・生地に混ぜ込むものを、抹茶ではなくてココアに代えてココア生地にする。