【和菓子】もっちり「求肥まんじゅう」の簡単なレシピ(10個分)
「求肥」とは、平安時代に唐から日本へ伝えられた祭事用の菓子。蒸したもち米に砂糖と水飴を加えて練り上げていくことでもち米独自の香りを引き立たせ、水飴を加えたもち米を熱してから冷やすことによってモッチリとした求肥独特の食感が生み出されます。
「求肥」は、昔には玄米のもち米から作られていたため浅黒いく、牛の皮をなめしたように柔らかいことから、「牛皮」とも記されていたようです。
今回のレシピでは、作った求肥でこし餡を包んでいますが、「若鮎」などを作る際には求肥だけ使っても美味しく、冷凍庫で保存もできるので多めに作っておくのもオススメです。
材料(10個分)
〈生地〉求肥まんじゅう1個(皮15グラム、餡30グラム)
・もち粉***65グラム
・上白糖***100グラム
・水***100ml
・水飴***12グラム
・手ごな(片栗粉)***適量
〈中あん〉
・こしあん***300グラム(1個あたり30グラム)
〈必要な道具〉
・ボール
・深さのある18cmくらいの鍋
・もちを練る際の21cmくらいの鍋
・宮島(木しゃもじ)、またはゴムベラ
作業の流れ
計量→餡を1個あたり30グラムに計量し、丸めておく→鍋に湯を沸かす→生地作り→生地を茹でる→生地の分割→包餡
下準備
・鍋にたっぷりの湯を沸かしておく
・台の上に」打ち粉をふっておく。
作り方
①もち粉に水1/2量を加えて練り、耳たぶくらいの硬さの生地を作り、6センチの円形に薄くのばし、中央には火どおりが良いように穴をあける。
②沸騰した湯の中に①をいれ、生地が浮き上がってきてから1分間茹で、水気をよくきって別の鍋(もちを練る用の鍋)へ生地を移す。
③②に残り水を加えて木しゃもじで練り、砂糖を3回に分けて加え、表面のダマがなくなり、つやが出るまで良く練り上げる。
④手に付かなくなれば、水飴を加え、すこし練ってから打ち粉をふった台の上に生地をのせ、適当な大きさに分割する。
⑤生地が少し温かみのある状態で包餡する。
⑥型に流す場合は、片栗粉を多めにふるった型に生地を流し込み、表面にも片栗粉をふるってから冷やし固める。
アレンジ
・焼印を押す。
・餡の中にイチゴやぶどうを包んで季節感のある大福にする。
・求肥だけ使って、「抹茶パフェ」や「どら焼き」などのアクセントにする。